
こんにちは。今回は引き続きロレックスの歴史を紐解いていきたいと思います。
前回はROLEX/ロレックスがこの世に誕生するまでの豆知識を書かせて頂きました。
今日はその続きでございます。
ハンス・ウイルスドルフはこれからの腕時計の価値を決めるのは美観ではなく、精度だと確信していました。
そこで、ハンスはクロノメータの精度向上に着目しました。
(クロノメーターとは簡単に言うとスイスの検定機関からお墨付きをもらった高精度な機械式時計をいいます。
当たり前ですが、スイスの検定機関から認可されない腕時計はクロノメーターという文言を使用できないのです。)
そして1910年にビエンヌにあるスイスクロノメーター歩度公認検定局から腕時計としては、
初めてとなる認可を受けたのでした。
しかしハンスはそこで満足しきることなく、さらにクロノメーターの精度の追求に邁進していきます。
そして1914年ついにロレックスは、航海用のクロノメーターのみに与えられるものだったイギリスのキュー天文台
より級証明書を獲得したのでした。
こうしてロレックスの腕時計は精度の世界でも最高峰の極みを得たのでした。